あふぇりえいと

2011年1月21日金曜日

懸仏:廃物毀釈で漬物おけのふたに 南北朝時代の像展示--長浜 /滋賀

懸仏:廃物毀釈で漬物おけのふたに 南北朝時代の像展示--長浜 /滋賀

 明治初期の廃仏毀釈(きしゃく)で漬物おけのふたとして使われ、譲り受けた地元住民らが大切に守ってきた南北朝時代の懸仏(かけぼとけ)「金銅十一面観音三尊像」が、長浜市高月町渡岸寺(どうがんじ)の高月観音の里歴史民俗資料館で特別展示されている。30日まで。

 同像は裏面の墨書から、1368(応安元)年、天下太平、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願して、己高山(こだかみやま)の石道(しゃくどう)寺(現同市木之本町)に奉納され、壁面などにかけられていた丸形(直径約55センチ)の像。廃仏毀釈の頃に持ち出され、漬物おけのふたとして使われていたのを近隣住民が見つけて預かった。保存状態は極めて良く、装飾性豊かな像は湖北の観音信仰を垣間見る貴重な史料という。

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