あふぇりえいと

2010年2月9日火曜日

当地の逸品:ご飯ぱん(すいらん) /滋賀

当地の逸品:ご飯ぱん(すいらん) /滋賀

 ◇もっちり食感、広がる甘さ 試行錯誤しあんぱん、ハンバーガーも

 ぷっくりと焼き上がった、まる~いパン。ゴマが振りかけられた表面は、つやつやと光っている。口の中に入れると、もっちりとした独特の食感。かめばかむほど、甘さが広がる。名前は「ご飯ぱん」。その名の通り、ご飯を生地に練り込んでいるのだ。「みそ汁と合わせるお客さんもいます」と、作り手の杉本宏樹さん(28)。なるほど、パンなのに、ご飯の味がする。

 昨夏のことだ。ご飯屋さん「すいらん」を経営する杉本さんは、余ってしまうご飯に頭を悩ませていた。同店のご飯は、近江八幡市の実家で栽培した白米に、虎姫町の農家から仕入れた無農薬の赤米と黒米を混ぜた、こだわりの品。何かに利用できないか。「そうだ、パンにしてみよう」。それが始まりだった。

 強力粉にご飯、米粉、永源寺(東近江市)のわき水、豆乳などを加えて、ひたすらこねる。単純な作業のようだが、そこに到達するまでには苦労があった。杉本さんは、もともと和食が専門。パンを作ったことがなかったので、分量やこね具合を試行錯誤し、現在の形ができたのだ。

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