あふぇりえいと

2009年12月26日土曜日

地銀出店 草津で火花

地銀出店 草津で火花

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びわこ銀行草津支店の資産運用窓口。掘りごたつ仕様の和室では、和やかな雰囲気で話が進むという=草津市大路2丁目

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滋賀銀行草津パーソナル出張所。資産運用専用ブースは予約があれば土日の相談も受け付ける=草津市西大路町

【人口増で個人客争奪戦】

 京阪神のベッドタウンとして新住民の流入が著しい草津市で、県内外の地方金融機関が新たに出店したり、店舗の増改築を進めたり、営業強化 にしのぎを削っている。列島を覆う不況にもかかわらず、人が集まり続ける草津の「成長力」に着目。住宅ローンや資産運用など個人相手の営業に活路を見いだ す。一方で、金融機関の過密化に懸念の声もあがり始めた。(高久潤)

【京都勢も参戦「過密化」懸念も】

 先月開業した滋賀銀行の草津パーソナル出張所は、通常の銀行窓口の横に資産運用の個別相談ブースを二つ備える。木目調のフロアに机とイス をゆったりしたスペースに並べ、高級感を演出。「土日も午後5時までお客様の相談に乗り、幅広い要望にお応えできる」。オープニングセレモニーで大道良夫 頭取は胸を張った。

 草津に次々店を構え、今回の出店は半年前の南草津パーソナル出張所に続き10店舗目。100メートル西に草津西支店があるが、1日約5万6千人(08年度)の県内最大の乗降客数を誇るJR草津駅の利用者をあてこんで、西口からすぐの新築ビルに出店した。

 「草津を中心にした湖南エリアは、個人顧客部門で県内唯一の成長エリア。店舗数で他行に見劣りするわけにはいかない」(広報担当者)と、「第一地銀」の意地をのぞかせる。

 来年3月に関西アーバン銀行(大阪市)との合併を控えるびわこ銀行も先月、商店街にあった草津支店を東口近くの新築ビルに移した。ここも ターゲットは個人だ。中高年向けの店づくりに腐心し、掘りごたつ仕様の和室の資産運用窓口を設置。加えて他店舗にあったローンプラザを移し、マイホーム購 入予備軍の30~40代の顧客取り込みもねらう。

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