あふぇりえいと

2009年11月7日土曜日

平安期の如来坐像、仏像内部から 病治癒願い製作か

墨書銘:平安期の如来坐像、仏像内部から 病治癒願い製作か--大津・若王寺 /滋賀

 大津市歴史博物館は5日、浄土宗若王寺(じゃくおうじ)(同市大石中)の本尊、木造大日如来坐像(高さ92・3センチ)の内側から、平安後期の承暦4(1080)年11月2日の日付や仏像製作の目的を記した墨書銘が見つかったと発表した。像内に墨書銘を記した仏像は同時代では珍しく、市内では三井寺の木造不動明王坐像(1014年)に次ぐ古さという。8日から23日まで、同博物館で特別展示される。

 像はヒノキ製で、昨年6月から解体修理していた。今年6月に専門業者が背面材の内側を赤外線カメラで確認したところ、「承暦肆年庚申(じょうりゃくよねんかのえさる)歳十一月二日 奉造立■金色大日如来 為平癒 奉安置」(■は判読不能)と書かれた長さ約25センチの墨書銘を発見した。造像当時の日付とみられ、「平癒」という言葉から、誰かの病気治癒を願って造られた豪華な金色像だったと考えられるという。

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