あふぇりえいと

2009年6月9日火曜日

オオトックリイチゴ:花つけました 樹医ら、1年の活動実る--彦根

オオトックリイチゴ:花つけました 樹医ら、1年の活動実る--彦根

 ◇再生に一安心 市民ら樹木ウオッチング

 彦根城内でしか見られないバラ科キイチゴ属の「オオトックリイチゴ」(彦根市文化財)が、彦根城管理事務所の職員の手違いで切断されて約1年。同職員や樹医らの活動が実り、木は花をつけるまでに再生した。5月30日には城山一帯の樹木を観察する「樹木ウオッチング」(彦根自然観察の会主催)があり、参加した約50人は「よかった」と胸をなで下ろしながら観察していた。【松井圀夫】

 オオトックリイチゴは、彦根城表御殿の庭に植栽された中国などが原産のトックリイチゴと在来のナワシロイチゴが自然交配したものと見られ、城内でしか見られない珍種とされる。昨年7月、管理事務所の職員が高さ2メートルほどあった株をすべて、地上20~30センチを残して切ってしまった。その日のうちに同観察の会事務局長の樹医、渡邊輝世さん(73)らの指導で、同職員が株の根元に腐葉土を散布し、その後も皆で見守ってきた。

 約50株が再生し、長さ2メートルほどのつるが竹製のさくに巻き付くように育っている。既に花の時期は終わったが、渡邊さんは「ここまでくればもう大丈夫。もうすぐ実をつけそう」と説明していた。

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