あふぇりえいと

2009年6月8日月曜日

同志集い『エコビレッジ』 塀なし菜園あり 『農的暮らし』満喫

同志集い『エコビレッジ』 塀なし菜園あり 『農的暮らし』満喫

 環境への負荷を減らす暮らし方を目指す人たちが集まって住む「エコビレッジ」への関心が高まっている。無農薬有機農法による家庭菜園を各家に設けたり、化学物質をほとんど使わない造りのマンションに住んだりとそのスタイルはさまざま。共通しているのは、住民間のつながりが強いことだ。 (重村敦)

 琵琶湖東岸の滋賀県近江八幡市。のどかな水田地帯が広がる市の郊外に約十五ヘクタールの住宅団地「小舟木(こぶなき)エコ村」が現れた。まばらに立つ住宅には、どれも庭に木が植わり、塀がなく開放的だ。

 県内の大学や企業の関係者などでつくるエコ村ネットワーキングが提唱し、事業会社「地球の芽」が県や市などと連携して進めているプロジェクト。目標は、人と自然が共存する持続可能な地域社会だ。

 一戸建て住宅が三百七十二区画で、昨年七月に入居が始まり、現在八十五世帯が入居した。特徴は、全戸に三十平方メートル以上の家庭菜園があり、雨水タンク、生ごみを堆肥(たいひ)にするコンポストが設置されていること。基本は無農薬。団地の中央には、有機農業の講座も開かれる農産物販売所があり、「農のある生活」を支える。

 三月に入居した川合恭子さん(30)は自宅で喫茶店を開いた。入居前からナスやジャガイモ、大根などを栽培。「最初は虫が出て、キャーキャー言ってましたが、今は家族の一員という感じ。できた野菜はどれもおいしかった」とニッコリ。夫の紀之さん(31)も「人々との交流が楽しい。住み始めて環境への意識も高まりました」と話す。

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